高崎トリニティ接骨院

日常

肘や前腕の痛み、原因は「使いすぎ」だけではありません

肘や前腕の痛みというと、
「使いすぎ」「年齢のせい」「スポーツのやりすぎ」
そう言われた経験はありませんか?

確かに、テニス肘・ゴルフ肘・野球肘など、肘の痛みは繰り返しの動作が関係することが多いです。
しかし、実際の臨床では「使いすぎ」だけでは説明できないケースも非常に多く見られます。

そのカギとなるのが、関節の位置関係(アライメント)と組織の滑走です。


肘関節は「単純な関節」ではない

肘関節は
・曲げる
・伸ばす

だけの関節と思われがちですが、実際には

  • 上腕骨
  • 尺骨
  • 橈骨

この3つの骨が連動しながら動いています。

投げるときに負荷がかかる場所

さらに前腕では
回内(手のひらを下に向ける)・回外(手のひらを上に向ける)
という複雑な動きが加わります。

この連動が崩れると、
✔ 関節の一部に負担が集中
✔ 筋肉や腱が過剰に引っ張られる
✔ 神経や関節包の動きが悪くなる

といった状態が起こり、痛みにつながります。


肘の痛みで多い「位置のズレ」

特に多く見られるのが、

  • 橈骨(親指側の骨)の位置が前方にズレる
  • 肘を伸ばしたときに外側へストレスが集中する
  • 前腕の回旋動作が硬くなる

といった関節アライメントの乱れです。

この状態が続くと、

  • 靱帯への負担
  • 関節の圧迫
  • 骨同士のインピンジメント(挟み込み)

が起こりやすくなり、
野球肘や慢性的な肘痛につながっていきます。


痛みの原因は「筋肉」だけではない

肘や前腕の痛みというと、
「筋肉が硬いからマッサージしましょう」
で終わってしまうことも少なくありません。

しかし実際には、

  • 筋肉
  • 関節包
  • 靱帯
  • 神経
  • 皮下組織

これらが層になって重なり合いながら動くことで、スムーズな動作が保たれています。

この層の間に
✔ 癒着
✔ 滑走不全
が起こると、動かすたびに小さなストレスが蓄積され、痛みが慢性化します。


当院で大切にしている考え方

当院では、肘や前腕の痛みに対して

  • 痛い場所だけを見る
  • その場しのぎで楽にする

という対応は行いません。

重視しているのは、

  • 肘関節と前腕の位置関係
  • 回内・回外の可動性
  • 肩や手首との連動
  • どこで負担が集中しているか

といった全体のバランス評価です。

関節の位置を整え、
組織同士がスムーズに動ける状態を作ることで、
「使っても痛くなりにくい肘」を目指します。


スポーツをしていない方にも起こります

肘・前腕のトラブルは、スポーツ選手だけの問題ではありません。

  • デスクワーク
  • スマホ操作
  • 家事
  • 仕事での反復動作

こうした日常動作でも、
前腕の回旋や手首の使い方に偏りが出ると、肘への負担は増えていきます。

「特に何もしていないのに肘が痛い」
そんな方ほど、関節のズレや動きのクセが隠れていることが多いです。


まとめ

肘や前腕の痛みは、

  • 使いすぎ
  • 年齢
  • 筋肉の硬さ

だけで説明できるものではありません。

関節の位置、組織の滑り、動きの連動性。
これらを整えることで、長引く痛みが改善するケースは多くあります。

「なかなか治らない肘の痛み」
「繰り返す前腕の不調」

でお悩みの方は、一度体の使い方そのものを見直してみてください。

院長の写真

執筆者:高崎トリニティ接骨院 院長 松田 諒

資格: 柔道整復師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、マットピラティスインストラクター、クラシカルオステオパス

スポーツトレーナー活動や接骨院、整骨院、整形外科に7年勤務し、令和5年に高崎市倉賀野町にて開業いたしました。
皆様の身体のお悩みの解決を手助けできるよう施術しております。