高崎トリニティ接骨院

日常

【産後の腰痛は改善する?効果と正しい対処法】

高崎トリニティ接骨院の松田です。

今回は、「産後の腰痛」について専門的に解説していきます。

出産後、「腰が痛いのは仕方ない」と我慢している方は非常に多いですが、実は産後の腰痛は適切なケアによって改善できる可能性が高いことが明らかになっています。


■産後の腰痛はどれくらい多い?

論文によると、妊娠〜産後にかけて腰痛を経験する割合は非常に高く、

・約30〜90%の女性が経験
・産後1年でも約67%が痛みを感じる
・2年後でも約20%が継続

と報告されています。

つまり、産後の腰痛は一時的なものではなく、「長引く症状」になるケースも少なくありません。


■産後の身体に何が起きているのか?

産後は「産褥期」と呼ばれ、身体が妊娠前の状態に戻ろうとする重要な時期です。

この時期には、

・骨盤や関節の不安定性
・筋力低下(特に体幹)
・姿勢バランスの崩れ

といった変化が起こります。

さらに、

・抱っこ
・授乳
・おむつ替え

などの育児動作が加わることで、腰への負担は大きくなります。


■重要ポイント

産後の腰痛に対して

運動療法+生活指導(理学療法)

を行い、その効果を検証している論文があります。

対象は産後の女性で、

・産後2ヶ月未満(産褥期)
・産後2ヶ月以降

の2グループに分けて比較されています。


■結果:産後すぐでも改善する

最も重要な結果はここです。

●1ヶ月で変化が出る

・痛み(VAS)が有意に改善
・立つ・持つなどの動作が改善

●3ヶ月でさらに大きく改善

・日常生活のほぼすべての動作が改善
・生活のしやすさが向上

しかもこの改善は、

産後すぐの時期でも同様に見られた

という点が大きなポイントです。


■「安静にするだけ」は不十分?

産後は「ゆっくり休むことが大事」と言われます。

もちろん休息は重要ですが、この論文から分かるのは、

安静だけでは腰痛は改善しきらない可能性がある

ということです。

適切なタイミングで、

・身体を整える
・正しく動かす

ことが、回復を早める鍵になります。


■なぜ改善するのか?

論文内では、改善の理由として

・骨盤や体幹の安定性向上
・姿勢や動作の修正
・腰への負担軽減

が挙げられています。

特に重要なのは、

「動き方の改善」

です。

例えば、

・抱っこの姿勢
・授乳の姿勢
・立ち上がり方

これらを少し変えるだけでも、腰への負担は大きく変わります。


■放置するとどうなる?

産後の腰痛をそのままにしてしまうと、

・慢性的な腰痛
・骨盤の不安定性の持続
・肩こりや股関節痛への波及

などにつながる可能性があります。

また、育児の負担が増えることで、

さらに悪循環に入るケースも少なくありません


■接骨院でできること

高崎トリニティ接骨院では、産後の腰痛に対して以下のようなサポートを行っています。

●身体の状態チェック

・骨盤の安定性
・姿勢バランス
・動作のクセ

を丁寧に評価します。


●施術

・筋肉の緊張を整える
・骨盤周囲のバランス調整

無理のない範囲で行います。


●運動・動作指導

・簡単にできるエクササイズ
・育児動作の改善

「日常で再発しない身体づくり」を重視しています。


■まとめ

今回の論文から分かる重要なポイントは以下の通りです。

・産後の腰痛は非常に多く、長引くこともある
・運動療法と生活指導で改善が期待できる
・1ヶ月で変化、3ヶ月で大きく改善
・産後すぐでも介入は有効

つまり、

産後の腰痛は「我慢するもの」ではなく「改善できるもの」

です。


産後は忙しく、自分の身体のケアが後回しになりがちです。
しかし、早めに整えることで今後の身体の状態は大きく変わります。

腰痛でお悩みの方は、ぜひ一度
高崎トリニティ接骨院へご相談ください。

文献:松田 陽子、対馬 栄輝、 葉 清規、大石 陽介、村瀬 正昭:産褥期の産後腰痛患者に対する理学療法の効果,J. Spine Res. 15: 885-892, 2024

院長の写真

執筆者:高崎トリニティ接骨院 院長 松田 諒

資格: 柔道整復師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、マットピラティスインストラクター、クラシカルオステオパス

スポーツトレーナー活動や接骨院、整骨院、整形外科に7年勤務し、令和5年に高崎市倉賀野町にて開業いたしました。
皆様の身体のお悩みの解決を手助けできるよう施術しております。