高崎市倉賀野町にあります、高崎トリニティ接骨院です。
今回は母指の腱鞘炎についての症例をご紹介いたします。
母指腱鞘炎(ドケルバン病)
20代女性が手首から親指にかけて痛みが出ていました。
産後3カ月で赤ちゃんを抱っこすることが多いようです。
親指を反らす動作(伸展)と物をつかんだりした際に痛みがあったようです。
ドケルバン病の検査方法として、フィンケルシュタイン変法があります。
フィンケルシュタイン変法:親指を握った状態で手首を小指側に曲げて痛みが出たら陽性
患者さんもこの整形外科テストをすると痛みが増強したため、ドケルバン病ではないかと考えられます。
ドケルバン病は、妊娠出産期の女性や更年期の女性が多くなっています。
母指を使いすぎたりすると短母指伸筋や長母指外転筋の腱を支える腱鞘が肥厚、腱自体が傷ついたりして炎症を起こしていきます。
ドケルバン病の治療
患者さんの状態を診ると、肩が内側に入っていて、肘関節は外反していました。
手関節は通常、前腕のラインとまっすぐになりますが、撓屈位にありました。
このような状態から考えると、手首の痛みは肘や肩からの影響も考えられると思いました。
治療としては、大胸筋や小胸筋の緩めて肩が内側に入っているのを改善させました。
肘関節外反は関節を正しい位置に持っていくようにしました。
そうすると、手の痛みは軽減していました。
手の治療としては、舟状骨と橈骨の関節調整、短母指伸筋・長母指外転筋の筋膜リリースをしました。
炎症が起きているので、超音波治療も行いました。
痛みは当初より半減しましたが、日常で抱っこなど手を使う動作が多いので、テーピングとストレッチの指導も行いました。
オステオパシー治療やハイボルテージ、超音波などを行い、早期回復・復帰に導くお手伝いをしています。
ピラティスやスポーツの怪我予防・運動指導にアスレティックリハビリテーション(リハビリ)も行っています。
高崎トリニティ接骨院では、ぎっくり腰や寝違え、スポーツでの怪我に対する施術・産後治療を行っています。
17号沿いのためアクセスが良く、高崎市倉賀野町・矢中・中居、藤岡市、玉村町、安中市からの患者さんもお持ちいたしております。
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