• 間違った座り方
• 脚を組む
• 産前産後のホルモンバランスの変化
• 臀部、体幹の筋力低下

仙腸関節はほとんど動かない関節ですが、産前産後でホルモンの影響によって、関節が通常時より動きやすくなった状態で、姿勢不良が起こると仙腸関節炎になりやすくなります。
床座りや背中を丸めて座ると仙骨の後傾が起こり、仙腸関節周辺の神経にストレスが加わり痛みを誘発することもあります。
痛みが長期化している場合、姿勢不良が原因で改善しないこともあります。
体幹のインナーマッスルの筋力低下があると、仙腸関節の離開が起こり、過剰な運動が起こって炎症が起こることもあります。

仙腸関節は微細な動きのため、トレーニングや筋膜リリースなどは丁寧に行わないといけません。
体幹を鍛えると言っても、骨盤アライメント(骨の配列)を見ないで行った場合、悪化することもあります。
インナーマッスルを鍛えたほうがいいのか？
臀部を緩める？鍛える？
など様々なパターンがあるので、患者さんの病態を見て、施術やトレーニングをしていきます。

• 筋・筋膜リリース

  骨盤アライメントが不良になる筋肉や筋膜、神経をリリースしていきます。痛みが出ているから悪いのではなく、悪い原因があるから痛みを出しているので、緩めるべきか判断しながら施術をさせていただきます。
  

• 関節調整

  関節の捻じれを検査し、正常な位置に戻すように施術していきます。
  関節の位置を正常に戻すことにより、筋肉や神経、血管にかかるストレスを減らしていきます。
  痛みの強い時期は間節法という手技を用いて、靱帯や筋肉の緊張を緩和させていきます。

• 運動療法

  骨盤を安定させるために腹横筋や骨盤底筋、多裂筋などの筋力強化をしていきます。
  全ての筋肉を鍛えるのではなく、評価で必要な部分だけを行います。

• 床座りができるようになった
• 寝返りができるようになった
• コルセットに頼らなくなった