高崎トリニティ接骨院

症例

10代女子高校生の鵞足炎

高崎市倉賀野町にあります、高崎トリニティ接骨院です。

今回は膝の痛み、鵞足炎についての症例をご紹介いたします。

鵞足炎

陸上の長距離をしている高校生が膝の痛みで来ました。

部活でトラックを走っている際に、右膝に痛みが出てきたようです。

平地では痛みなく歩け、坂道や階段で痛みがあるようでした。

圧痛部位は、膝関節内側の鵞足部にありました。

鵞足には縫工筋、薄筋、半腱様筋の3つの筋肉が付着しています。

それぞれ、筋肉の作用は異なるため、収縮時痛とタイトネスをチェックすると、薄筋に原因がありました。

また、ランジ動作を確認すると、患側はニーイントーアウト(膝が内側に入り、足先が外を向く)になっていました。

女性は特にこのようなエラー動作になりがちです。

股関節外転外旋筋力不足

x脚

扁平足

などの原因により、ニーイントーアウト動作になってしまいます。

ランニング時にこのエラーが繰り返され、鵞足部に伸長ストレスが発生し、痛みを生んでしまいます。

鵞足炎の治療例

タイトネス、収縮時痛が薄筋にあったので、薄筋の筋膜リリースやストレッチを行い、患部にかかるストレスの減弱を行いました。

股関節外旋筋群のタイトネスもあり、ニーイントーアウトを助長してしまいます。

臀筋群のリリースも行いました。

筋肉の硬さが出ると正しい筋発揮もできなくなります。

股関節外転外旋筋力も臀筋群のタイトネスの改善と筋力トレーニングにより向上していきます。

患部の炎症部位は超音波治療を行いました。

ランジ動作でエラーが起きていたので、正しい動作の獲得のため、チューブを使用したスクワットを行い、痛みが減弱したら、ランジ動作もチューブを使用して、エラー動作改善を図っていきます。

ニーイントーアウトは今回の鵞足炎の痛み以外にも外側半月板損傷、ACL損傷(前十字靭帯損傷)、シンスプリントなども引き起こします。

痛みをなくすだけでなく、動作の改善も行わないといけません。

痛みを出しにくい身体を獲得しましょう。

高崎トリニティ接骨院では、ぎっくり腰や寝違え、スポーツでの怪我に対する施術を行っています。

オステオパシー治療やハイボルテージ、超音波などを行い、早期回復・復帰に導くお手伝いをしています。

お困りの方は高崎市倉賀野・中居・矢中からすぐの高崎トリニティ接骨院にご相談ください。

院長の写真

執筆者:高崎トリニティ接骨院 院長 松田 諒

資格: 柔道整復師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、マットピラティスインストラクター、クラシカルオステオパス

スポーツトレーナー活動や接骨院、整骨院、整形外科に7年勤務し、令和5年に高崎市倉賀野町にて開業いたしました。
皆様の身体のお悩みの解決を手助けできるよう施術しております。