こんにちは！

高崎市倉賀野町にあります、高崎トリニティ接骨院の松田です。

今回は、妊娠後期になり骨盤の痛みが出た方の症例をご紹介いたします。

骨盤痛

患者さんは、妊娠7か月目で買い物で長時間歩いた後から右のお尻に近いところに痛みがでてきたようです。

痛みの出ている部分は仙腸関節といって、仙骨と腸骨で構成される関節で仙腸関節は数ミリ程度しか動かない関節になります。

ですが、妊婦さんなど女性ホルモンの影響で靱帯や筋肉が弛緩され、数センチ動くこともあります。

関節を安定させるために筋肉が過緊張を起こし、痛みを誘発してしまいます。

骨盤アライメントを修正し、仙腸関節にかかるストレスを減らしていくように施術をしていきます。

骨盤痛に対する施術

尾骨が右を向いていたので、尾骨を中心に戻すように周囲の筋肉をリリースしました。

右側の梨状筋や中・小殿筋に癒着が見られました。

妊娠後期だとお腹が大きくなり、重心を安定させるためにがに股になっていきます。

そうすると股関節外転筋である、お尻の筋肉が緊張していきます。

リリース後に体重をかけてもらったりすると痛みは10段階中１～２になっていました。

自宅で行えるエクササイズとして、腹式呼吸をしてもらうことにしました。

お腹が大きくなり、胸式呼吸になりやすく、お腹の筋肉が弱化します。

腹横筋や腹斜筋などの機能低下があると、骨盤の安定性がなくなります。

無理なくエクササイズはしてもらいたいので、力を入れ過ぎないまでで吐く動作は終わるようにしてもらいました。

妊娠中に痛みがあると産後にも痛みが出てくることがあります。

ご自身で無理ない範囲で、妊娠中も運動をしていきましょう。