高崎トリニティ接骨院

症例

高崎市在住の女子高校生の足関節捻挫

高崎市倉賀野町にあります、高崎トリニティ接骨院です。

今回は、高崎市在住の女子高校生の足関節捻挫の症例をご紹介いたします。

足関節捻挫

バスケの練習中、ドリブルをしているときに相手を抜こうとした際、足首を内側(内反)に捻ってしまいました。

何度か足首を捻挫したことがあり、今回は痛みは強くなかったようですが、歩いたり、走っている際に不安定感があり、捻挫をしそうな恐怖感があるようでした。

痛みは足関節外側の前距腓靭帯にあり、内反ストレステスト陽性でした。

また、前方引き出しテストも左右差があり、患側に緩みが強くありました。

腫脹は靱帯付近に少し診られました。

足関節捻挫の治療例

患部の腫れなどの炎症症状にはハイボルテージ治療を行いました。

何度も捻挫をしているため、足関節背屈の可動域低下や片足立位のバランスが不安定になっていました。

背屈可動域は下腿後面の筋肉(長拇趾屈筋、長趾屈筋、後脛骨筋)が影響しているので、タイトネスが診られた長拇趾屈筋のリリースを行いました。

長拇趾屈筋がタイトネスだと拇趾に力が入りにくくなります。

何度も捻挫を繰り返す原因はタイトネスだけでなく、筋力低下が要因と考えられます。

怪我の初期は、患部に負荷のかからないトレーニングを行います。

足趾筋力強化、足関節が内反しないように外返しトレーニング(腓骨筋強化)を行いました。

患部の痛みがなくなり、受傷後2週からバランストレーニングを行い、再受傷を防ぐようにトレーニングをしていきます。

バスケで痛めたので、カッティング動作やステップ動作を行い、捻挫を起こしにくい使い方を習得していきます。

捻挫は繰り返すと関節が変形することもあります。

痛みがなくなったら、治療を終えるのではなく、柔軟性、筋力強化、バランス改善など競技復帰に向けた、リハビリをしっかりと行いましょう。

院長の写真

執筆者:高崎トリニティ接骨院 院長 松田 諒

資格: 柔道整復師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、マットピラティスインストラクター、クラシカルオステオパス

スポーツトレーナー活動や接骨院、整骨院、整形外科に7年勤務し、令和5年に高崎市倉賀野町にて開業いたしました。
皆様の身体のお悩みの解決を手助けできるよう施術しております。